カウンターチェアー



オーク + ブラックウォールナット  ワックスフィニッシュ このカウンターチェアーは、座面と背が円を組み合わせたデザインと
ツートーンのセンターストライプが特徴です。座と背の円の組合わせの
デザイン優先が、接合部分の組手構造を決定するまで時間を費やす事に
なってしまいました。
 座と背とのジョイントは最も力の加わる部分ですから強度を考慮しな
ければなりません。しかし、強度を優先すると無骨で軽やかさに欠ける
ものになりがちなのでこれも注意しなければならない点です。どちらに
偏っても機能しません。それをバランス良くどちらも満足させるには図
面だけでは不十分なので私は5分の1モデルで試行錯誤を繰り返します。
 今回もモデルで組手を見つけだしました。思いがけない所に解決の糸
口があり、今回は意外にも装飾効果のセンターストライプが構造に一役
かってくれました。と言う事で、ラフスケッチでのアイデヤをそのまま
生かした椅子に仕上げる事が出来ました。
 実際に形にする作業は一つ々構築していく満足度が魅力ですが、その
前段階のスケッチからモデルでの検討作業は、形を生み出す最も重要な
部分であり、発見する作業は魅力的だなとその都度感じています。
 ところでオーダーを頂いた山口のOさん座り心地はいかがでしょうか。
W450×D400×H860mm 座面高670mm 座面 350mm

道具考-1



 普段使用している道具の中からのお話。
今回は金床。私が使っている金床は鉄道レールを切断したものです。
これは20数年前に、親しくしていた鋸屋さんに頂いたもので、木工を
生業にしようと決心した頃でしたので特別愛着があり現在に至るまで
重宝しています。
 このレールは小海線のものだそうで随分使い込まれており内側が車
輪の圧力でダレが生じているのが写真でも確認できます。この上をSL
が走ったかもしれません。厳冬期には圧雪に閉ざされ、真夏には膨張
してイヌクギを緩めてしまったでしょう。また八ヶ岳特有の現象十何
年に一度のヤスデの大発生、レールにはい上がったヤスデは車輪につ
ぶされ、油分がスリップを起こさせ列車を立ち往生させる厄介者、そ
の車輪空転現場にいたかもしれません。そして今短く切られハンマー
で叩かれたり、接着の際の重しになったりしています。
 その断面を改めて見つめ直すと、なんと美しい形なのだろうか。
これ以上引く事も足す事も出来ない完成された形の持つ美しさ。それ
に使い続けられ、それに耐えた美しさ。工房の隅にころがしておくに
は忍びないとは思いますが、使ってこその道具、飾り物になってしま
ってはおしまい、まだまだ叩かれ重しになって頂きましょう。

もう春なのかな。



 妻から、今日の鳥の鳴き声は楽しそうだったよとの報告がありました。
まるで、ペチャクチャうきうきしているように聞こえたそうです。
『あったかいねえー』
『そうだねー、きもちイイねえー』
『もうはるなのかあー』
「でもまだ2月だぜ』
『もういっかいぐらい、ゆきふるかも』
「このまま、はるだといいねえー』
『いいねいいね、はるだね』
 こんな感じなのでしょうか。
このところの暖かさで鳥のさえずりにも変化があったようです。
それを、的確に聞き分ける事が出来るのはスゴイ。
是非、わたしも耳をすまして聞き分けてみたいです。
写真は松ヤニを食べに集まったエナガの群れ。

雪上の足跡 2



雪上の足跡でシカが数頭来ているのは確認していましたが夜中の事とて
今年はまだその姿を見ていません。シカの足跡は二つに分かれたヒズメ
が特徴ですからすぐに判別する事ができます。そして、その足跡からは
悠然と歩いて行くシカの姿を想像する事ができるのです。
 去年は朝オス二頭が現れ、シカを見ながらの朝食でした。たまたまそ
の日は我が家にとって、とても大切なお客様があった日でしたので、ラ
ッキーな出来事は特別な朝を演出してくれることとなりました。その日
はリスも水を飲みに来て名脇役を演じてくれました。
そんなことはそうある事ではなく、シカもリスもお客様を歓迎に現れた
としか思えません。実はこの朝シカなんかが出て来てくれれば最高なん
だけどと念じていたものですから、それが本当に現れた時は驚きました。
下の写真がその時のシカです。
 またこれも去年の事です。その日は朝から雨、特別な日でどうしても
晴れて欲しいと念じました。すると先ほどまでの雨が嘘のように陽が差
し込み祝福に満ちた時を過ごせた事の驚きと幸せと感謝。などなど念じ
れば通じる事を実感しました。
 あまり頻繁に念じると聞き入れてもらえないそうなので、これからは
欲張らずここ一番にとっておく事にします。
 雪上の足跡から随分脱線してしまいましたが、シカを見るとあの日の
驚きの出来事が蘇るのです。もちろん、それが足跡であってもです。

テーブル



テーブルが完成しました。今年初の家具です。
オーダーを頂いた方によると、おひな様を飾る為の台をお望みでしたので
正確には飾り棚と言う事になります。
軽やかで分解出来ると言う事が条件でした。天板と脚はビス固定で簡単に
分離する事が出来ます。本来なら振れ止めが必要なのですが軽やかにとの
要望でこれも省きました。
 これだけ部材が細く天板と脚だけのテーブルは初めての制作でした。
年一度お雛様と共に登場、お子さんの成長とともにテーブルも艶を増して
行くことでしょう。
W 1200 × D 550 × H 800 mm 厚み35mm のオーク材使用
ワックスフィニッシュ。

雪上の足跡



山麓に生息する動物は普段なかなか目にする事ができません。それは、
ほとんどの動物が夜行性と言う事もあるのですが、観察眼不足が一番の
原因のようです。森を歩いているといろんなところからこちらを観察し
ている目を感じるんだよと、ハンターに聞いた事があります。にわか観
察者では目の前にいる動物達を見逃しているのでしょうね。
 ところが、雪が地面を覆うとそれはもうにぎやかなものです。夜中歩
き回った動物達の行動が一目瞭然。足跡がどの種のものかが判別出来る
ようになるとこれがまた楽しいのです。
 中でもすぐに判別出来るのがノウサギです。長い後ろ足と短い前足で
雪上にスタンプされた独特のパタンは一度覚えると迷う事なく判別でき
ます。彼らがどのようなルートをとっているのか追跡できるのは冬なら
ではの観察方法なので、足跡を追ってはやおら立ち止まり腕組みしてフ
ムフムと探偵オヤジをやってます。写真はそのノウサギの足跡。
 我が家のベランダで生活を共にしたノウサギのウーチャン。キツネに
首の後ろを噛まれてダウンしている所を救って、そのまま居着き9羽の
子供を産み13年間生きたスーパーウサギ、本が一冊書ける ほどエピソ
ードに満ちた一生でした。この話が始まると止まらなくなりますので、
残念ですがこのあたりで終了しなければなりません。
何かの機会にウーチャン・ストーリーをまとめてみたいと思っています。
さて、今夜はどんな動物が来てくれますやら。

Wave



ウエーブレリーフが完成しました。
昨年の秋にオーダーを頂きやっと完成何度制作しても時間が掛かります。
通常再制作ごとに完成までの時間は短縮されるものですが、中にはこの
ウエーブレリーフのようにまったく短縮出来ないものもあります。
さて、このレーリーフは動きながら見て頂かないと本当の良さはわかり
ません。実は、左から見たのと右から見たのとでは色見とパタンがガラ
リと変ります。単純な構造ですがちょっとした驚きを感じて頂けます。
これを見に来て下さるだけでクラフト・バンに来た価値があります。
と言うのは少々無理があるようですが、見に来て頂ければ嬉しいです。
レリーフと言えば、以前金属の作家と石の作家と我々夫婦の木工とで、
知的障害児施設の壁面にレリーフを制作させて頂きました。本当に楽
しい制作で、またあのような仕事が与えられる事を祈っています。
機会がありましたらその施設の写真を紹介したいと思います。



GUINNESS



今夜はギネスです。
さして飲めもしないのですが、その味が恋しくなります。
その恋しさとははビールの味はもとより、お料理やオーナー夫妻や
お店の雰囲気も含まれた総合的なもののようです。今夜も、時を忘
れてオーナーと話こんでしまいました。
私も20年お客様と接して来ましたが、ここのオーナーからは接客
について学ぶ事が多々あるので、味を楽しむ傍ら勉強もさせてもらっ
ています。
実はこのアイリッシュパブBULL & BEARは2月冬季休業になります。
一ヶ月飲めなくなるので今夜と言う事になったのです。小淵沢方面に
お越しになったら是非寄って頂きたい一店です。
クラフトバンからのアクセスお教えしますのでお尋ね下さい。
3月になったらまたあのクリーミーな泡と濃厚なギネスを味わいに
行きたいと思っています。

ツララで思い出した事



このところの好天で屋根の雪はどんどん融け、軒にはツララが大きく
成長します。あまり巨大になると、あの下を通っていて折れたら凶器
だな、なんて思うと不気味な光景になりますが、ほどほどの大きさか
ら規則正しく時を刻むように落下する雫を見ているのは心静まります。
 高速シャッターで撮影すると、雫はツララの先端から切り離された
瞬間に奇麗な球になって落下して行く事を教えてくれます。その水球
を見ていて、昔の仕事を思い出してしまいました。
 パンフレットの表紙写真で、水面に雫を落下させてその跳ね返りが
球になる現象のショットが欲しいとの依頼があり、大苦労した時の事
です。当時(30年程前)はフイルムISO感度が低くストロボの性能も
良くなくて、それに現像が上がるまで写っているのか確認出来ません。
 何度撮影しても跳ね返りの球がブレてしまって使用に耐えません。
跳ね返った球は、上昇し終わり引力に引き戻される瞬間停止する訳で
すから、動体視力と反射神経が優れていれば必ず撮れるはずと1カット
のために連日スポイトから水を落としてシャッターをきりました。
その結果、下の写真が表紙に使用されたカットです。嬉しかったです。
たとえその1カットがまぐれ中のまぐれだったのだとしても。

Craft Ban新商品-2



 ’07の新商品の第2弾はサラダサーバーです。
このサラダサーバーは一対を一木から削り出していますので、木目が
それぞれシンメトリに現れます。オークが持つダイナミックなパタン
を楽しんで頂けます。
 匙の部分は限界まで薄く削り上げていますので軽く、長さ32cm
と使い勝手の良い大きさに制作しました。コーティングしてあります
ので水分のある食品や水洗いには対応しています。シャープな形態と
美しい木目は食卓のを豊かに演出するでしょう。1個¥6.500です。


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